ビズ日記
109件
当社の倉庫にある湿度計は湿度70~80%を指す有様です。
「ジトッ・・・」とした感覚がなんとも言えませんね・・・・・
この時期、極端に発生しやすくなる「カビ」
吸水性の少ない物に繁殖したカビは拭けば何とかなりますが、
木材・建材・石材に発生したカビはちょっと勝手が違います。
吸水性の高い物に発生したカビは、基材内部でも繁殖し、
表面のカビを取ったとしても、内部のカビはなかなか取れません。
専用の薬品を使えば取る事はできますが、基材の種類によっては
完全に取る事が不可能な場合もあります。
また、取り除くには意外と時間と労力がかかります。
もちろんその分、多かれ少なかれ費用もかかってしまいます。
賃貸・分譲にかかわらず、カビや藻の影響で汚いイメージが付与され
建物そのものの価値を下げる要因となります。
何も保護されていないコンクリート打ち放しの建物は特に酷い姿になってしまいます。
借りる・買うとなれば、やはり見た目は大切ですよね。
また普段よく通る道沿いにラーメン屋さんがあるのですが、
店舗正面の基礎部分、コンクリートに緑色のカビが発生、
「飲食店」だけに食に対する衛生イメージが下がってしまいます。
玄関アプローチや庭のテラス等に水をよく吸う石材を使用している場合は
藻が多く発生する事で、転倒しやすく大変危険です。
浸透性吸水防止剤 AD-コートを事前に塗布することで
カビや藻をはじめ、様々なトラブルをしっかりと抑制・防止する事が可能、
もちろん、繁殖したカビや藻を取り除いた後での塗布も有効ですよ。
意外とカビって厄介なトラブル
「たかがカビ、されどカビ」ですね。
こちら福岡では、雨・曇り・少し晴れを繰り返し、とても憂鬱な気分になりますね・・・
梅雨入り直前の今日この頃、現場がやり難い季節となりました。
陶器質 吸水率 22%以下 → Ⅲ類 吸水率 5 0.0%以下
御影石床面コート塗布作業
いつも大変多くのご訪問とご質問を頂きありがとうございます。
ご報告が大変遅れましたが、本日のビズ日記
3月に福岡市内で新しく建てられました商業施設ビル
1Fエントランスロビー御影床面のコート塗布を行ないました。
ここの所、天気が大変不安定であった為、
現場の期限に間に合うように作業ができるかと心配でしたが、
作業当日は見事なまでの晴天です!
床面コート塗布時には交通規制が付きもの、
しかも私たちが現場作業を行う時はほとんどが竣工間近、
それほど多くの業者さんの出入りは無いものの、
竣工直前特有のピリピリとした緊張感のある忙しさの中での
交通規制は他の業者さんとの連携やご協力が必要不可欠となります。
浸透性吸水防止剤AD-ホワイト 1リットルで
通常バーナー仕上げの御影石であれば8~10㎡の塗布が可能、
しっかりと基準量を守り、タップリと塗布を行ないます。
日中は作業を行っていると汗ばむほど照りつける太陽に
思わす半袖で作業。塗布後の乾きも大変良く、また周囲の業者さんの
ご協力もあり、大きな問題も無く作業完了となりました。
写真床面奥:塗布後初期乾燥状態
写真中央部:床面の色が濃い部分は塗布・拭取り直後
写真手前 :塗布前の状態
浸透性吸水防止剤 AD-ホワイトの反応硬化は、溶剤の蒸発終了後、
少しずつ硬化。気温によって多少異なりますが、表面硬化は約10時間、
完全硬化は2日以上かかります。塗布後10時間以上は雨や水は厳禁です!
この先、現場でお会いします皆様、これからもご協力のほど宜しくお願い致します。
いつも多くの御訪問を頂きありがとうございます。
今回のビズ日記は、前回の福岡市内 商業施設に関する「製品塗布」の続編
今回は皆さんよくご存知の大理石「ビアンコカララ」です。
これまで、現場に運び込まれた石材に製品塗布を行なってきましたが、
現場の都合上、他に場所をお借りし事前に塗布を行ない、運び込む事となりました。
作業前日までは非常に不安定な天候が続き、当日の天候が気になりましたが、
当日は雲ひとつ無い快晴、絶好の製品塗布日和となりました。
長い間、パレット内に梱包されていたビアンコは、水分をたっぷりと含んだ状態・・・。
「コート塗布時の水分は御法度」
パレットごとに並べ、ガスバーナーを使用し徹底的に強制乾燥を行います。
十分に乾燥を行った後、たっぷりとAD-スーパーを塗布していきます。
(高温状態での塗布は不可能である為、人肌より少し暖かい温度がベストです。)
ビアンコの表面にたっぷりと塗布する事も大切ですが、忘れていけないのは「小口」。
表面よりも水分を吸いやすく、トラブルのきっかけになりやすい「小口からの水の進入」、これを防止する為、刷毛を使ってこちらもタップリと塗布していきます。
そのまま5~10分位放置、浸透せずビアンコカララの表面に残っているAD-スーパーを綺麗なウエスでしっかりと拭取って行きます。 (鏡面仕上げの拭き上げは特に注意して下さい。鏡面仕上げ特有の虹色残りが発生し、そのまま放置すると、見た目を損ねます。)
拭取り完了後は、自然乾燥をしっかりと行います。
今回は天候にも恵まれ、塗布後の乾燥も良好でした!
取り出しを行ったパレット別にしっかりとまとめ、無事に全作業完了です。
天候に大変恵まれた今回の製品塗布、何度も現場と打ち合わせしてくださった石屋さん・お手伝い頂いた職人さん・場所を提供してくださった運送屋さん、ご協力ありがとうございました。
今回のビズ日記は富山で行われた、石材関係の商品を主体とした、
石材関係に携わる業者さん向けの商品の展示・即売会のご報告です。
こちらの展示・即売会は毎年お呼び頂いているもので、出展は今回で4回目、
2日間の展示期間中に約120社が来場、 多くのお客様で大変なにぎわいとなりました。
展示商品は
「浸透性吸水防止剤 AD-ホワイト」
「浸透性吸水防止剤AD−スーパー」
「石材用ウェット仕上げコート剤AD−セラレジン」の3点
1回目の出展当初はAD-コートの吸水防止効果に皆さん驚かれていましたが、 「製品金額が高い」・「拭取りが面倒くさい」・「新しいコートは不安」などの声が聞かれ、拒絶される事が目立ちました。
しかし、今回の展示会ではお客様から「AD-ホワイト使っているよ」・「セラレジン使った事あるよ」などの声を聞くことができました。
富山でのコート取扱いを始めて約5年、「良いものは必ず認めてもらえる」
富山の担当者さんの強い信念の元、根気強く製品をすすめて頂いた結果、
少しずつお客様に使って頂けるまでになりました。
今回の展示会では、「富山で一番高いコート剤」と言われた(笑)、AD-コートが
「富山で一番信頼できるコート剤」になりつつあると、強い手応えを感じるものとなりました。
いつも多くの御訪問を頂きありがとうございます。
今回の現場は、福岡市内のとある商業施設にて御影石へのコート塗布です。
こちらの建物は、私が入社して間もない頃にコートを塗布した現場、
今回は施設の増築に伴う製品塗布及び現場塗布です。
本来は貼られる全ての石を「製品塗布」でコーティングの予定でしたが、
現場の都合上、部分的に製品塗布、残りは現場塗布となりました。
↑部分的にと言うのは石積みの最下段「根石」です↑
↑根石のトラブルといえば吸上げ・濡れ色現象です↑
地面に1番近い根石は小口部分から地面の水分を吸上げ、濡れ色現象を引き起こします。
石材が吸上げ・濡れ色現象などの手直しには、想像以上に多くの予算・時間がかかります。
引渡し直前であれば時間の余裕も無く、十分な対処もできません。
手遅れ(張替え)になる事もあり、「この金額だったら、コート塗れたね・・・・」と言われる事もしばしば・・・
吸上げ・濡れ色現象防止なら、製品塗布は絶対オススメです!
製品塗布は写真の様に石を並べ塗布を行うため、現場施行と比較し塗布しやすく
塗布量の均一性も保てる為、 質の高い塗布作業が可能です。一定の乾燥期間を置き、
吸水防効果を持つ石材の完成です。工事期間中に付着する様々な汚れにも対応でき、
最終の引渡し清掃も楽になります。また、引渡し後のメンテナンスも軽減され、
引き渡す側・受け取る側にも多くのメリットを生み出します。
いつも多くの御訪問を頂きありがとうございます。
2008年最初の現場作業は、マンション タイル・目地の洗浄・コート塗布からスタートです。
年明けすぐの現場であることから、現場感覚を取り戻す為、
いつもより入念な打ち合わせ・準備を行い作業開始!
洗浄工程は狭い足場の中で、何人もの作業員が行き来する大変な作業。
接触やケガがないよう、お互いに声をかけ合いながら、バタバタと洗浄作業を行い、
2日間で洗浄工程の全てが終了となりました。
(あまりの忙しさに、写真撮影を忘れてしまいました・・・・・)
最終日は天候に大変恵まれ、浸透性吸水防止剤AD-スーパー塗布完了となりました。
大変好評の「目地・タイルへのコート」は、タイル・目地の素材感を損なう事無く保護を行います。
さりげなくですが、しっかりと効いているAD-コートシリーズを本年も宜しくお願い致します。
皆様には年始早々から大変多くのご訪問を頂きありがとうございました。
本年も石材メンテナンスに関する情報や、現場報告を
一つでも多く皆様にご紹介できるよう努力してまいります。
また、製品に関しましては「付加価値」をさらに追求し、
より質の高い製品のご紹介など、詳しくお伝えできればと思っております。
本年も当社HPを宜しくお願い致します。
ありがとうございます。
今年は現場等の都合により、なかなか更新ができなかったり
ご質問への回答にお時間を頂いたりと、皆様には大変御迷惑をおかけいたしました。
来年もわかりやすく、充実した「石材メンテナンス・石材保護」に関します情報を
お届けできるようアクト・ビズスタッフ一同、努めてまいりますので
今後ともよろしくお願いいたします。
2007年、株式会社アクト・ビズに携わって頂きました全ての皆様、
本当にありがとうございました。
2008年も皆様にとって良い年になりますよう
ご多幸とご繁栄をお祈り申し上げます。
株式会社アクト・ビズ
稲永
前回のビズ日記更新後、現場が重なりバタバタとしていました。
1カ月ぶりのビズ日記更新となります。
さて、今回は前回の続きとなります、チャペル床面の研磨
・ダブルコートの「コート編」です。
初日の作業で研磨、完全な乾燥後に浸透性吸水防止剤 AD-コート塗布を行ない
1日の養生期間を経て、石材用汚れ防止剤 AD-トップガード塗布を行いました。
体にまんべんなく、しっかりと塗布して行きます。
塗布後はウエスを使用し、しっかりと拭取りを行います、
今回は鏡面仕上げである為、念入りに拭取りをしなければなりません。
拭取りが甘いと表面に残り、せっかくの鏡面が台無しになってしまいます。
AD-スーパー・AD-トップガードのダブルコートは
水によるトラブルを防止すると同時に表面に付着する汚れも防止し、
日々のメンテナンスも軽減されます。
「塗る→拭く」簡単な事ですが、簡単だけにある意味、難しい作業です。
作業前の写真:映りこみが悪く、石全体がくすんだ状態になっています。
作業後の写真:景色の映り込みがハッキリとし、「純白」のバージンロードが現れました。
明日は「ウエディングフェアー」が行われると言う事もありご確認を頂いた、挙式担当の方は
大変喜ばれておられました。
美しく蘇ったバージンロード
これから歩く方々が末永くお幸せでありますよう、
心よりお祈り申し上げます。
ここ最近は,朝・昼・夜の温度差が大きくなり、夜は半袖では寒いほどです。
すごしやすいとはいえ、季節の変わり目の体調管理にはお気をつけ下さい。
さて、今回の作業は、チャペル床面の研磨・ダブルコートです。
今回の作業箇所は、普段は新郎・新婦、立会人・両親など、
限られた人しか歩けない神聖な「バージンロード」です。
↑作業前の床面の状態ですが、景色の映り込みはあるものの、ボヤケた感じ。
表面の汚れ防止の為、ワックスを塗られていたようです。
このワックスが予想をはるかに厚みであった為、急遽ワックスの剥離作業となりました。
(ワックスが塗ってある事は、お聞きしていましたがここまで厚いとは・・・・)
↑削って出てきたワックスは、かなりの量で、歩行頻度が高い場所ほど黒くなっていました。
(左が通路中央付近のワックス)
ワックス除去作業に午前中を費やし、午後一番で研磨作業開始となりました。
石の痛み具合に合わせて、研磨用のダイヤモンドを選択、磨き斑の無いように、丁寧に研磨。
研磨後の様子とスーパー・トップガード塗布は次回のビズ日記で御報告いたします。
いつも多くの御訪問を頂きありがとうございます。
今回は「個人邸 御影石(さび石)床面の藻・カビ・汚れ洗浄・コート塗布作業」です。
現場に到着した朝10時過ぎには、気温30℃を軽く超えています。
昨日、水をたくさん使用して洗浄を行なったさび石も、すっかり乾いており、さっそくコート塗布となりました。
浸透性吸水防止剤AD-ホワイトをたっぷりと塗布しますが、完全に乾燥したさび石は、
次から次へとコートを吸い込んでいきます。
ある程度の範囲を決め、塗り斑がないように丁寧に塗布します。
(欲張り過ぎない事が、うまく塗るコツです)
特に気温が高い日は、石自体も高温になっている為、いつもより早めに拭き取りを行います。
(放置する時間を長く取りすぎると、表面でコートが乾いてしまいます)
ホワイト塗布完了後の写真、(左:作業前 右:作業後)
さび石の風合いはそのままに藻・カビを抑制、御影石の中でも吸水率の比較的高い「さび石」自体の劣化防止にもなります。
比較的多く見られる今回の様な現場は、
「石は水を吸う」=「石材のトラブル」の代表例の1つです。
毎日歩き、通る場所だからこそ、きれいにしておきたいものですね。
こちら福岡は涼しい風が吹き始め、早くも秋の気配です。
皆様も体調管理にお気をつけ下さい。
今回の現場は賃貸マンションのオーナーさんからの御依頼でマンション壁面の洗浄・タイルプロテクト塗布を行いましたので御報告致します。
マンション自体は、築6年が経過してはいますが、道路沿いである事と比較的吸水率が高いタイルであった為、汚れが多く付着している状態でした。
AD洗剤シリーズを駆使し、様々な種類の汚れを丁寧に除去する事でマンション本来の姿が見えてきました。特に目地などは藻やカビ等が染み込み真っ黒になっていた為、洗剤を塗布しブラッシング、高圧洗浄機を使用し目地1本1本に丁寧に当てました。
洗浄を行なった次の日は、 「タイル及び目地用保護剤【自然色仕上げタイプ】 タイルプロテクト」 の出番です。通常の作業であれば、AD-スーパーを使用しますが、今回のタイルは「吸水性の高さ」から、タイルにも目地にも大変効果的なタイルプロテクトを選択、タイル・目地共にたっぷりと塗布し完了です。
「賃貸マンション」
まずは外観ですね。
不動産屋さんに案内され「ここです!」と言われて見た先に、汚れた建物、たとえ部屋内は綺麗にしていても、「次、お願いします・・・」と言ってしまいますよね。
今回の依頼理由は「入居率の向上」が目的でした。
以前からお客さんに紹介はするものの、なかなか契約に結び付かず悩んでおられたようです。やはり理由は「外観が汚い」「見た目が悪い」がほとんど、部屋内を見せて頂きましたが、中は本当に綺麗な状態でした。本当にもったいないです・・・・。
「住みたい!」と言われる(言わせる)物件にする。
タイルガード初となる賃貸マンション施工、いつも以上に燃えた現場となりました。
『現場写真に関しては、オーナーさんの御希望で詳細なものは掲載しております。
大変暑い日が続いております、熱中症等には十分お気をつけ下さい。
今回は外部コンクリート打ちっ放しの壁面にAD-スーパー塗布を
行いましたので、御報告致します。
作業当日は最高気温35.5℃の猛暑、もともと吸水率が高いコンクリートはしっかりと乾燥がされており、まるでカラカラのスポンジのようにコートを吸っていきます。
ローラーと刷毛を使用し「タップリ」と塗布を行ないました。
後、縦・横と再度塗布、吸水しやすい反面、塗り斑が出やすいコンクリート、
浸透層形成の重要性はもちろんですが、仕上がりの美しさも大切です。
浸透性吸水防止剤AD-スーパーは汚れ防止・劣化防止効果を発揮しますが、
今回最も重要視されたのは『藻・カビの防止』です。
吸水率の高いコンクリートと湿気が溜まりやすい立地条件であった為、藻・カビが
発生する可能性が極めて高いと判断、過去のコンクリート打ちっ放しへの塗布実績が高く評価され、採用・施工となりました。
また、汚れが付きやすく、酸性雨などの影響で中性化しやすいコンクリートに
コートを塗布する事で中性化を抑制しコンクリート自体の劣化を防止します。
後のメンテナンスも大変楽になり、維持費の軽減にもお役に立ちます。
打ちっ放しの良さを出来る限り維持したい方、「建てた当時は綺麗だったのに・・・」
「当初のイメージとかけ離れてしまった・・・」こんな愚痴をこぼさない為にも、
御検討下さい!大変オススメです!
福岡では完全に梅雨入りとなり、作業の日程が立て難い日々が続いております。
今回は福岡市内ホテル大規模改修工事に伴い、外部のタイル床洗浄を行ないましたので
御報告いたします。
今回の現場となったホテル、築25年という福岡の老舗ホテル。
リニューアルオープンに向けて外部タイル床の洗浄依頼があり、まずはテスト施工を行ない、汚れの状態・種類・取れ具合を確認。(テスト施工は現場の道標です!)
様々な汚れが折り重なった25年分?の水垢はさすがに取れにくく、何度も
*本作業の様子は次回のビズ日記で御報告させて頂きます*
今回の現場はマンションの大規模改修工事に伴い、目地部に対しての美観維持と目地部保護の為、AD−スーパー塗布を行いましたので、御報告いたします。
マンション自体は、築14年が経過してはいますが、目地等の状態は大変良好な状態、洗浄も終わり綺麗になった目地にたっぷりとコートを塗布してきました。
昨年から改修工事等でAD−コートを使用しての目地への保護が大変多くなっています。改修工事の基本は「現状の回復」しかし、美観を維持し物件・資産価値を維持・向上させる為には「保護は必要不可欠」と言えます。
細く小さな目地への保護は大変地味なものです。
特別キラキラと輝くわけでもなく、ありのままの姿です。
しかし、その細く小さな目地は「大きな差」を生み出し、
資産価値の維持・向上への、大きな存在になると思います。
今回の現場は、熊本市内での外部壁面AD−スーパーの塗布を
行いましたので、御報告いたします。
現場は天候にも恵まれ、絶好のコート日和となりました。
竣工してまだ1ヶ月程度である為、汚れもほとんど無い状態、
軽度の洗浄を行なった後、ひたすらに塗布。
石種はライムストーンの水磨き、もともと吸水率の高い石ですが天候の素晴らしさも手伝って、乾燥状態も大変良く、気持ち良いほどコートを吸ってくれます。また拭き上げもスムーズに進み、無事に作業完了となりました。
柔らかい印象を与えるライムストーンですが、印象だけではなく石自体も柔らか。また外部である為、様々な影響を受けやすい事から保護は必須です!
たっぷりとコートを吸い込んだライムストーンは、
若干の色濃さを持ち、全体がしっかりとまとまりました。
ライムストーンなどの、「柔らかさ」を持つ石は店舗関係に好まれよく使われていますが、メンテナンスが結構大変です・・・。
汚れ・カビ・藻、そして劣化しやすい為、早め早めの防止策をおすすめいたします。
「塗った・塗っていない」この差はかなり大きいですよ!
色違いによる「ウエット仕上げ作業(テスト施工編)」です。
お仕事の依頼内容を聞き「ウエット仕上げ」と言えば!
耐候性塗膜保護剤 AD−セラレジン1 ! と思っていたのですが、よくよく話しを聞くと「あらかじめ他社のコート剤(浸透性吸水防止剤)が塗布されている」との事でした。
今回の様な現場で、作業を行う場合「他社のコート剤との相性、効き具合」・「塗布した時の状況が不明確」と言った点で、AD−セラレジン1に限らず、コート剤の性能をどれだけ発揮できるのか予測し難い為、通常の作業と比べてかなり厳しい状態でしたが、
まずは現場にてテストを行い、現在の状態を把握する事なりました。
石材は「モカ」非常に吸水率の高い石種の1つです。
まずは、先に塗布されたコート剤がどのぐらい効いているのかをチェックです。
吸水が著しく低い状態では、セラレジン1の内部への侵入が阻害され、十分なウエット感は得られません。
石材表面を水で濡らし、染み込みの具合を見たところ、微妙にコート剤が効いている状態であった為、部分的にセラレジン1の塗布を行ないました。
実は、この「微妙に効いている」と言うのがクセモノ。
1枚の石の中で、吸水率のムラ・もともとの石の柄がある為に、一度塗布しただけでは十分なウエット感と一体感は得られません。最終的に合計4回の重ね塗りを行った結果、なんとか色と柄は落ち着きました。
しかし、今の色の濃さが本当の濃さではありません。
「他社のコート剤との相性、効き具合」を確認する為には、数日間そのままの状態で放置し、最終的にどの程度ウエット感が残るかを確認しなければならない為、テスト施工はこれにて終了、数日後の結果報告を待つ事となりました。