ビズ日記

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いつも大変多くのご訪問と、お問い合わせを頂き、 ありがとうございます。 今回のビズ日記は、2008年06月26日に掲載しました 「暴露テスト」のその後です。 この時は「AD-スーパー」を塗布し1年経過した 状態の写真を掲載しておりました。

吸水率の違いがはっきりと出てますね。 あれから時は経ち、もうすぐ4年を迎える、 あの暴露テストはどうなったのか。

晴れた時は、この様な感じです。

コンクリートの表面は無塗布の箇所と比べて、汚れによる色の変化も少ないですね。

では、吸水率はというと。

 

 

4年前の状態のままとはいきませんが、今でも吸水は抑制されています。        

この当時は急に思いつき、洗浄をしないまま、バタバタとコートを塗ったのですが、
ちゃんと効果が確認できます。(しっかりと規定量を塗っとけば良かったと少し後悔です)

それでも、塗布されていない他の箇所や、周辺は苔・藻・カビ・垂れ汚れなど、
当然ながら汚い状態になっています。

こちらの暴露テストですが、5年目に入った段階で、
半分だけ 再塗布をしようと思っています。

AD-コートの浸透性シリーズを塗布をする際は、表面・表層付近の汚れを
きれいに 取り除き、乾燥を確認したら、しっかり塗るだけの作業。

面倒な剥離作業が発生しないませんので、余計な手間や予算も発生しません。

新築・改修工事で、ご採用を頂く際、製品性能は当然ながら、 次の改修工事費用を
考えられ、AD-コートを、お選び頂くケースも多々あります。

これから先も、楽しみな暴露テストの一つです。

いつも大変多くのご訪問と、お問い合わせを頂き、
ありがとうございます。

こちら福岡でも、桜が咲き始めており、満開の所では
花見をさせれているようです。


さて、今回の作業報告は改修工事に伴うタイル洗浄と
AD-スーパー塗布に関する内容です。
私は応援で現場に入ってきましたので、許可を頂き
ご報告をさせて頂きます。

今回の現場は大きな建物となり、


屋上からは

こんなにすばらしい景色を見ることができます。

コートを塗布するには、まずは洗浄が必要です。

タイル・目地部分を洗浄した状態がこちらです。
手前のタイルが洗浄後・奥は洗浄前の状態です。
カメラの位置や光の入り具合の問題ではなく、汚れによるくすみが
大変酷かった事がお分かり頂けると思います。

タイルはもちろんの事、目地も一本一本丁寧に高圧洗浄をし、
コートが染み込む為の下地を、しっかりと作ってあげます。

塗布後は、いつものようにふき取りを行います。

タイル・目地がしっかりと乾燥した事を確認したら、
AD-スーパー塗布作業です。

タイルと共に、目地にもたっぷりAD-スーパーを塗布します。

また目地にしっかりと入るように

再度、目地に沿って塗布していきます。

しかしながら、今回の現場はタイル目地が広く深いため、塗布がなかなか大変でした。
また、目地といっても吸水率が高い。
一気に塗り進めようとしてもコートがかすれてしまいます。
刷毛に何度もコートを染み込ませ、塗り斑・塗り忘れが無いように念入りに塗布します。



塗布後はいつものようにふき取りを行います。

タイルにコートを塗布する際の注意点は「拭き取り」です。
もともとタイルは吸水率が低いため、コートが表面に残りやすく、
拭き取り不足によるトラブルが発生しやすい基材ですので、
いつも以上にしっかりとした拭き取りが必要です。

拭き取り完了後のタイルと目地は、

この様な感じに仕上がります。

艶が出たように見えますが、AD-スーパーは「自然色仕上げ」
タイルが本来の美しさを取り戻したと言うのが適切な表現になると思います。
(タイルの色味が少しですが濃くなります)


「たかが目地、されど目地」


株式会社アクト・ビズでは、以前からタイル、特に「目地」に
関しての保護をご提案しておりました。
その目的や主旨、AD-コートに関するご理解を頂き、
多くの方に、ご相談や施工を頂ける様になりました。
皆様、本当にありがとうござます。

2008年06月02日のビズ日記でも、タイルと目地に関して
掲載をしていますので、宜しければごらんください。

余計な艶をつける事無く、その建物が持つ本来の美しさを
生かした保護を行なう。
また、次の改修では剥離手間などといった余計な予算を
かける事無く、再塗布が可能なAD-コート。

もっとたくさんの方に知って、実感頂きたいと
思っております。






いつも大変多くのご訪問と、お問い合わせを頂き、
ありがとうございます。

ここ最近は、天気は良いものの風が冷たく
現場には、なかなか厳しい季節です。皆様、体にお気をつけて。


今回の作業報告は、昨年の分になりますが、個人邸の
玄関アプローチ、天草石洗浄・浸透性吸水防止剤
AD-スーパー塗布です。

天草石は、柔らかく吸水率も高い石材です。
そのため、汚れが染込みやすい事やコケ・藻などが
発生しやすい石材です。

柄が大変美しい石なんですけどね・・・

作業前の状態は、この様な感じです。

コケや藻が発生して、天草石特有の模様が、はっきりと確認できない状態です。

ここで使用するのは、名前の通りコケカットですね。

コケやカビが発生している箇所を中心にコケスカットを、塗布し、
5~10分程度放置します。

コケスカットが、コケやカビの「根」にしっかり染み込んだ所で、
高圧洗浄機で洗浄するわけですが、
取れにくい箇所は、再度コケスカットを塗布し、放置。
高圧洗浄を丁寧に行います。なかなか地道な作業です。

また、それでもなかなかしつこい場合には
シミスカットを使ってみてください。
これがなかなか面白い反応をしてくれるんです。


丁寧に高圧洗浄を繰り返していきますと、

この様な感じで、模様もくっきり美しく表現されます。


よく言われる事なのですが、
「これ、高圧洗浄だけでも綺麗になるんじゃないの?」
もちろん高圧洗浄気だけでも綺麗なります。

ある程度は。

しかし、高圧洗浄だけで洗浄をした箇所を、お客様に
お見せするとかなりの確立で同じようなお言葉を頂きます。

「確かに最初よりも綺麗だけど、何かスッキリしない・・・」

石の奥深くに入り込んだコケやカビは、高圧洗浄だけでは、
なかなか取れません。また、高圧洗浄気を長時間当て続ければ
石を傷めてしまう。今回のような比較的やわらかい「天草石」などは
特に要注意です。

なかなかスッキリしない、コケや藻・カビの「根っこ」から
しっかり!効く!コケ・シミスカットをお試し下さい。

次回は「洗浄後のAD-スーパー塗布」を掲載予定です。
2011年 アクト・ビズ始動開始となりました。

本年も石材メンテナンス・石材に関する様々な情報や、
現場報告を多く皆様にご紹介できるよう努力してまいります。

本年も株式会社アクト・ビズを宜しくお願い致します。
本日で、本年のアクトビズ業務終了となりました。

2010年、株式会社アクト・ビズのお仕事に
携わって頂いた方、本当にありがとうございました。

また、今年一年アクト・ビズHPにたくさんの皆様に
ご訪問、ご質問を頂き、ありがとうございました。

今後も石材メンテナンス・製品に関する情報を
できるだけ多く・わかりやすく、お伝えできればと
思っております。

2011年も皆様にとって良い年になりますよう
ご多幸とご繁栄をお祈り申し上げます。


                株式会社アクト・ビズ
                        稲永

いつも多くのご訪問・ご質問を頂き、ありがとうございます。
ここ最近は、ドンヨリとした天気が続く福岡です。

今回の現場日記は、かなり以前の現場ですが、
熊本県荒尾市にある、「三池炭鉱旧万田坑施設」です。

第二竪坑・ヤグラ、巻揚機室、倉庫およびポンプ室、安全燈室
および浴室、事務所、山ノ神祭祀施設などが保存されています。

これらは、わが国の近代化に大きな役割を果たした三池炭鉱に
現存する明治・大正期における最大級の施設であり、当時の
優れた炭鉱の技術を伝えているため、平成10年(1998)5 月1日、
国の重要文化財に指定されました。(荒尾市HP参照)

2008年に日本政府が世界文化遺産暫定一覧表に記載する事を決定
2009年にはユネスコ世界文化遺産暫定リストに記載されました。


大きな地図で見る
詳しくは荒尾市のホームページに特設サイトがありますので
ご興味がある方は、ぜひご覧ください。
https://www.city.arao.lg.jp/mandako/

作業内容は、万田坑保存修理事業に伴い、第二竪坑櫓に隣接している
巻揚機室 窓部分コンクリート保護を行うためのコート塗布です。


今回の作業依頼を頂いた際に、質問があり「風合いを変えないか?」という事でしたが、
以前に福岡県指定有形文化財 「伊藤常足翁旧宅」でAD-スーパーを採用頂いた事を
説明させて頂きました。


文化財はその風合いを変えずに保護する事が絶対条件なのです。



通常、吸水率の高い基材は1㎡当り200ccが目安なのですが
経年劣化により、コンクリートは酷い状態でしたので、目安よりも多く
AD-スーパーを塗布しました。それでも塗布したAD-スーパーは、
すぐに吸い込まれてしまいます。

予定よりも多いAD-スーパーの数量、そして時間も大幅にオーバーしましたが
その分、しっかりと浸透したAD-スーパーがこれからも守ってくれるはずです。


作業風景の写真が無いですよね。
すいません。私のミスで作業写真をどこに保存したか
わからなくなってしまって・・・・。


ですので、お詫びに「三池炭鉱旧万田坑」の魅力溢れる素晴らしい
写真を撮っておりましたので、それでお許しください。












「時が止まった」という表現がありますが、まさに、万田抗は、それそのもの。
何だか不思議な、でもどこか懐かしい気持ちになります。

こんなに素晴らしい現場で、お仕事をさせて頂き、
本当に幸せでした。
いつも多くのご訪問を頂き、ありがとうございます。

今回の現場日記は、福岡では有名な神社さんで緑青の除去テストです。

「緑青」とは、銅が酸化することで生成する青緑色の錆で、
神社などでは銅製の屋根がよく見られ、緑青もよく見かけます。
 

この緑青が永い年月の間、雨などで流れ石に浸透する事を繰り返し、
石の色を変色させ、石の柄を見えなくしている状態です。
 

AD洗剤シリーズを組合わせ、作業を繰り返し石本来の姿が、見えるまでになりました。 

神社・仏閣などでは、緑青や苔なども歴史の重みを物語る大切な
役割との認識があり「汚れ」「トラブル」との認識ではありませんが、箇所によっては
「参拝者の皆さんに気持ち良く参拝をして頂きたい」との気持ちから今回のテスト依頼を頂きました。

綺麗になった石の姿に。宮司さんも驚かれていました。
とても苦労しそうな現場ですが、それはそれで燃えるもの。
現場着工になってくれれば良いのですが・・・。


いつも大変多くのご訪問ありがとうございます。

こちら福岡は、来週から雪が降るそうです。
暖かかったり雪だったりとなんとも安定しない天気ですね・・・

さて、今回のビズ日記は先月熊本で開催された「九州ストーンフェア2010」に
アドバンスの応援として行って参りましたので、ご報告を!

今回は、墓石関係が主体のフェアという事もあって、多くの墓石なども展示されており、
オーソドックスな形から、新しく斬新なデザインの物まで、その墓石独特の美しさは、
日本人の心に響くものがありますね。

出展企業さんも、石に携わる様々なものばかり(ストーンフェアなんで、当たり前ですよね・・・)
私にとっては珍しい物や見た事がないもの、驚きと発見が、大変多くあり、見るだけでも楽しい会場でした。

それ以外に、様々な情報を発信するワークショップセミナーも、同時に開催されていました。

アドバンスは、販売店さんのブースをお借りして出展。
製品の性能紹介パネルや、実際に外部で6年間放置した暴露サンプル等を展示。

本当にたくさんの方に、お話しを聞いて頂きました。
また、AD-コートを使って頂いているお客様に
「色々コートを使ってきたけど、ここのコートが一番だね」と
言われた時は、本当に泣きそうでした。ありがとうございます。

2日間にわたって開催された、ストーンフェア 大変多くのお客様にご来場いただきました。

皆さま、本当にありがとうございました。

それにしても、展示会の写真が一枚も無いですよね・・・
そうなんです。忙しくて・・・撮るのを忘れてました。

撤去作業中に、写真を撮っていないのに気付きまして、

                
この様な写真しかないんです。あちらこちらで、クレーンが稼動する様子は圧巻でした。
また、展示された墓石の解体を行う職人さんの手際のすばらしさに感動でした。


 

いつも大変多くの御訪問を頂きありがとうございます。

今回で「濡れ色・エフロを改善せよ!」の最終回です。
前回の作業では全面に水性の浸透性吸水防止剤を塗布し、
 
最終コート 御影石用 浸透性吸水防止剤 AD-ホワイト 
塗布前の、濡れ色・エフロの一時的な防止処理を行なっていました.
 
 
さて・・・・・   濡れ色・エフロは抑えれていますでしょうか・・・・・・
 
そして、天候は・・・・晴れたでしょうか・・・・・・
                                                 
 
水性コートがしっかりと効果を発揮し、目立った濡れ色・エフロは見られません。
お天気も絶好のコート塗布日和です。                                       
 
コート塗布前にガスバーナーを使用し、石材に残る水分を可能な限り飛ばします。
 
 
                       
最終コート 御影石用浸透性吸水防止剤 AD-ホワイトをタップリと塗布します。
今回の作業では乾燥班」・「塗布班拭き上げ・仕上げ班」
役割分担を行っての作業、夕方前には作業が完了、色戻りもバッチリでした。
 
現場調査・テストや本施行をあわせると、
今回は1週間以上を要する作業となりましたが、無事にトラブルも改善でき、
ご満足して頂きました。

            
浸透性吸水防止剤 AD-ホワイトを塗布する事で
竣工後、美観の維持・トラブルを抑制し
「建物という財産価値を維持する」
「石材」という建築建材を長持ちさせる
 
工事期間中に発生するトラブルを抑制し
「スムーズな、お引渡し」と「お客様からの信頼獲得」という、メリットがあります
 
 
本来であれば、石を貼る前のコート塗布が絶対におすすめなのですが、
 
「予算」「工期」等の面から、「製品塗布」「竣工前塗布」
 
といった項目はどうしても、削られがち・・・・
 
 
しかし・・・・

発生してしまった石材トラブルの改善・再発防止を行なうには、

事前に塗布を行なうよりも、多くの手間と時間、
 
費用が必要となります。
 

そして、時間と費用をいくらかけても、回復できない

「手遅れ現場」もあるという事をお忘れなく

いつも大変多くのご訪問を頂きありがとうございます。
本格的な梅雨に入り、天候不順な日々が続いています。
このような天気では、現場の工程もまともに組めませんので、
事務所にこもり、普段はなかなかできない事務処理等を行なう毎日です。

その中で、パソコン内の書類や写真を整理する中で、一枚の写真を見つけました。

昨年の夏に行なった、砂岩洗浄・コートの1コマです。



吸水率が非常に高い砂岩、藻とカビを除去後、再発防止のため、
AD-スーパーを塗布したのですが、塗布後に、塗り残しが無い事の確認と、
お客様にコートがしっかりと効いてい所を見せたいと言うことで、塗布面すべてに
水をかけて確認する事となりました。

そこで見つかったのが、まさかの塗り残し・・・・

これまで、塗り残しは一度たりとも無かったため、正直かなりショックでした。 
ご存知かと思いますが、浸透性吸水防止剤である AD-スーパーは、塗布しても
自然色仕上であるため、多少の色濃さが出る事があっても                                  
艶が出たりするような、塗布後の変化がほとんどありません。
しかし、水をかければ一目瞭然!

コートが塗布されている箇所は、吸水が抑制されえているため、
水をかけても濡れ色になっていませんが、無塗布の箇所は、
しっかりと濡れ色になっています。塗り残しは、この1箇所のみですが、
これは絶対にあってはいけない事です。

作業に携わった全員で、今後このような事が無い様に、現場管理の徹底と
再発防止の為の、話し合いをした事を思い出しました。                              

何はともあれ、監督さんにもコートの品質を実感して頂けたので良かったようですが・・・・                   
いかなる現場であろうと、現場品質管理は本当に大切ですね・・・反省です。

いつも大変多くの御訪問を頂きありがとうございます。
今回も「濡れ色・エフロを改善せよ!」の続編です

前回の作業では、水性コートを塗布する前の下地作り、きれいな床面に仕上ました。 


工期などの関係で雨の中の作業となりましたが、
しっかりと汚れも落ち、万全の体制で、水性コート塗布に挑みます。


さて・・・・・   天候は・・・・


晴れですが・・・・雨のお陰で、少しですが濡れた状態です。
水分が残っている状態では、水性コートは塗布できないため(油性も同様です)  
プロパンガスを利用したバーナーで強制乾燥を行ないます。


                                     
バーナーが一箇所に長時間当らないように、ゆっくりと、ムラなくしっかりと                      
乾燥を促して行きます。この当て具合が結構難しいんです。

                                    
乾燥後、シミが再発している箇所は石材用シミ抜き剤 AD-8を使用し、
水性コート塗布前の石の状態を整えます。


発生してしまった濡れ色・エフロなどのトラブルを改善・防止するのは、
ものすごく手間がかかりますね。

石がしっかりと乾燥した事を確認し、やっとで水性コートを塗布です。

                                                  
吸上げや濡れ色を抑制する為に使用する際の水性コートは、現場での製品管理がとても重要です。

失敗すると濡れ色・エフロも止まらないうえに、石の色を濃くさせてしまう可能性がある為、
一枚一枚をしっかりと仕上なければなりません。  

通常のコート塗布であれば、昼過ぎに終わるような面積ですが、水性コートは2日間を要し、
作業完了となりました。

水性コート塗布では天候にも大変恵まれ、コートの乾燥も順調です。      

このまま濡れ色・エフロが止まっている事と、明日も良い天候である事を願い
現場をはなれました。

さぁ、明日は最終コート 御影石用 浸透性吸水防止剤 AD-ホワイト塗布です。

いつも大変多くの御訪問を頂きありがとうございます。
今回も前回の続き「濡れ色・エフロを改善せよ!」の続編です

前回のテスト施工で、濡れ色・エフロ現象の抑制効果が認められ
着工となりましたが、問題は天候です。
水分の影響が大きい今回の作業では晴れ続きの日を狙い、
作業を行なわなければなりません。


作業初日の天候は・・・・雨です・・・・


しかしながら、現場の工期は決まっていますので初日は洗浄作業のみという事で
ずぶ濡れになりながら、石材用エフロ除去剤 AD-2を使用し洗浄開始です。


引き渡し前の洗浄を行なったとの事でしたが、残された汚れが浮き上がります。


手前の赤↓と奥側の黄色↓の石色の違いがお分かりになりますでしょうか?                                                
黄色↓部分の石は、全体的に色が濃くみえますが、これは汚れなのです。                                            

赤↓の床面は、石それぞれの色味や柄がはっきりと確認できます。
洗浄完了後の石はこのような感じです。
                                                             
                                         
石材表面や石目に入り込んだ細かな汚れが取れた事で、きれいになりました。
また、石一つ一つの柄や色がはっきりと出ることで、全体がキチンと整い、
クッキリとした感じに仕上がっています。


次回作業では、キレイになった石材に水性コートを塗布する事で、床下から        
吸い上がろうとする水分を一時的に抑え、最終のAD-ホワイトが塗布する為の、                                       
石材環境作りとなります。                                

気になるは、やはり天候ですね

さて・・・・さて・・・・

今度こそ、晴れますでしょうか・・・・・・
いつも大変多くの御訪問を頂きありがとうございます。

今回は前回の続き「濡れ色・エフロを改善せよ!」の続編です
                                             
水性コートで抑えられているうちに、さらにAD-ホワイトを塗布し、
濡れ色現象の再発防止テストを行い、少し長めに期間をとっての再発を確認です。                                 
(→は無塗布の石、すでに濡れ色現象が発生しています)

これで、濡れ色現象が出てなければ良いのですが、私の日頃の行いが良いためか、                           
再発確認を行うための放置期間中は、晴れ続きだった天候がガラリと変わり
雨や曇りのグズグズ状態です。

ただでさえ濡れ色・エフロ現象が酷いこの現場、できれば余計な
水分の供給はしてほしくなかった・・・と思い、現場に行ったところ

結果は・・・・・

    
AD-ホワイトを塗布した石は濡れ色が止まっていました。                                      
無塗布の石は、濡れ色現象がさらに酷くなっています。                                                                 

なお、テスト全ての石が元に戻り、濡れ色現象が改善できるとは限りません。
同じ石であっても、その石の癖や貼られた場所などによって、大きく異なります。                                                      
現場サイドに確認を頂き説明をした所、今回のテスト内容で、
大幅な改善が可能であるという事が認められ、着工決定となりました。


気になるは天候です・・・・
さて、晴れますでしょうか・・・・

いつも多くのご訪問を頂きありがとうございます。                                                                        

いつもは現場の様子などをお伝えするビズ日記ですが
今回は、少し休憩をしまして「気がついたこと」をお知らせです。

アクト・ビズではAD-コートシリーズを使用して、様々な石材トラブルに対応しています。                             

その中でお客様に「コートを塗った石と、塗っていない石では、どのぐらい差が出るの?」
「そんなに、変わるものなの?」
と、よくご質問頂きます。

確かに資料だけでは製品性能の良さをお客様にご理解して頂くのは難しく、
実感が湧かないもの・・・・

お客様に納得と実感をして頂けるものを・・・そう思い、昨年の梅雨時期に、  

吸水率が高いライムストーンで作っていた 「暴露テスト品」

半分塗布の半分無塗布状態で、エアコン室外機の天板に放置した状態で約1年

 


気がついたら、しっかりと暴露テスト品になっていました

無塗布箇所は日々、汚れや水分を吸収し苔やカビ、水垢で黒ずんだ状態になっていますが、                                     塗布箇所は、しっかりと石を守り健全な状態を保っています。                                  「吸水率を抑える」だけですが、1年でこの差は大きいですよね。

「コートを塗った石と、塗っていない石では、どのぐらい差が出るの?」                         「そんなに、変わるものなの?」                                                 

「はい、こちらをご覧頂ければ、納得と実感をして頂けると思います。」    

 

 

                                                       

いつも大変多くの御訪問を頂きありがとうございます。

今回は前回の続き「濡れ色・エフロを改善せよ!」の続編です


前回の洗浄・シミ抜きできれいな状態にはなりましたが・・・・・・

しかし、この改善は一時的なもの、
水分の供給がある限り、濡れ色・吸上げ現象はすぐに発生するため
2枚除去施工を行なった1枚に浸透性吸水防止剤 水性タイプを塗布、
再発の有無の結果待ちとなっていました。

結果は・・・・・

水性のコートを入れた方の石は濡れ色の再発防止効果が確認できますが、
塗布しなかった方の石(→)は、すでに濡れ色の再発が見られます。

しかし、濡れ色現象の改善は、そう容易ではありません。
水性コートで抑えられているうちに、さらにAD-ホワイトを塗布し、
濡れ色現象の再発防止を行ないます。

石にわずかにのこる水分をバーナーで乾燥させ、AD-ホワイトを塗布、
今回は少し長めに期間をとっての再発を確認する予定です。

さて止まりますでしょうか・・・・・     

いつも大変多くの御訪問を頂きありがとうございます。
更新が長い間できずに申し訳ありません。

 

 ここ最近は、大変暖かい日が続いていると思いきや、今日はむしばむほどの暑さです
今回は床面 錆石に濡れ色・エフロが発生したとの事で出動です!
 
 
 
現場に到着してみると・・・・
濡れ色とエフロで石本来の姿が分からないほどの変わり様・・・
 
こちらの現場は引渡し日が近く、
まずは濡れ色が「抜けるのか」「抜けないのか」の判断をしなければなりません
さっそく濡れ色・エフロ除去作業開始です。
石材用エフロ除去剤を使用し丹念に洗浄を行ない、しっかりと水洗い
 
ハンドトーチで十分に乾燥をさせた後、石材用シミ抜き剤AD-8を使用し
シミ抜き(濡れ色除去)作業開始です。
濡れ色が酷い場合は、吸水性の良いペーパー等でヒタヒタに塗布し
湿布処理を行います。


 
放置する事、約15分間でシミもしっかりと抜けました。
 
しかし、この濡れ色・吸い上げ改善は一時的なもので、 
水分の供給があり続ける限り、濡れ色・エフロ現象はすぐに発生します。
 
2枚除去施工を行なった1枚に浸透性吸水防止剤 水性タイプを塗布し、
翌日、再発の有無の結果待ちとなりました。
 
これで止まってくれれば良いのですが・・・・
2009年 株式会社アクト・ビズ始動開始となりました。

本年も石材メンテナンス・石材に付随するライフサイクルコスト低減に関する
情報や、現場報告を多く皆様にご紹介できるよう努力してまいります。

本年も株式会社アクト・ビズを宜しくお願い致します。
現場テスト

いつも多くのご訪問を頂きありがとうございます。

いつもは現場の様子などをお伝えするビズ日記ですが、今回は業務に関するお話です。
石材メンテナンスを主業務とするアクト・ビズでは、色々な方からお仕事を頂きます。
 
そのなかで、アクト・ビズが大切にしている事は
「現場テスト」です。
 
お仕事の依頼を頂いた際は、可能な限り現場テストをさせて頂く様にしています。
 
過去に同じような事例があり、作業を行った経験があったとしても、
「そこはそこ」「それはそれ」石種・トラブルの状態が同じだからと言って、
同じようなやり方をすれば解決できるとは限りません。
それぞれの現場に合わせたやり方を、しっかりと見つけ出す事が大切です。
 
本番の作業を想定し行う現場テストは、現場の特徴、トラブルの現状、洗剤の選択、
使用する順序、コート剤の選択など、最善の処理方法を的確に判断し、
適正な御見積もりをご提示する為にも、とても重要なのです。
 
「とりあえず見積もりが欲しい」「金額だけが分かればいい」と思われる方には
「そんな事しなくても・・・・」と面倒くさい事かもしれません。
 
しかし、教科書通りとは行かない「現場」だからこそ、
現場テストを大切にしたいと思います。
いつも多くのご訪問を頂きありがとうございます。
今回のビズ日記、墓石の洗浄・コートの続きです。
前日の作業では予定の半分しか終わりませんでしたので、2日目の今日は少し時間を早め、朝の涼しい時間から作業開始です。

ハンドポリッシャーを使用しての軽研磨&洗浄と同時進行で、各パーツのトラブル処理を行ないます。
各パーツのトラブルとは、床面の吸上げ・エフロ・水垢・藻・コケなど様々です。
写真では分かりづらいですが、このような部分は吸水率が高い為、コケや藻が発生しやすい場所です。
石材用カビ除去剤 AD-6を刷毛塗りで塗布、しばらく放置し水洗いを行ないました。
床面の吸上げ・エフロは、石材用洗浄剤AD-2・石材用シミ抜き剤AD-8をそれぞれ使用し
トラブル解決!夕方にまでに洗浄が完了しキレイによみがえりました。
 
3日目は、コート塗布を行ないました。
連日の猛暑でしっかりと乾燥した墓石にタップリと塗布を行ないます。
コート塗布後は拭取りを行いますが、今回の様な日差しが強く・気温が高い場合は、いつもより早めに
拭取ります。と言うのも触れないほど熱せられた石はコート剤の乾燥が速いため、塗布作業を優先し進みすぎると、
拭取りが困難になったり、石色が濃くなってしまいます。このような天候の時は、早く作業を終わらせようと、
どうしても気が早まってしまいますが、欲張る事無く、一つ一つ丁寧に塗布し確実に拭取りを行う事が大切です。
夕方までには、誰一人倒れる事無く(笑)、無事に作業完了となりました。


追伸
暑さが大の苦手な私、連日半袖で作業を行なっていた為、直射日光を浴びた部分に発疹ができてしまいました。
みなさん、どんなに暑くても長袖・帽子を着用し作業をおこないましょう!
いつも多くのご訪問を頂きありがとうございます。
こちら福岡は日々の気温が35℃を超える暑さが続いています。
今回のビズ日記、そのような真夏の炎天下の中、墓石の洗浄・コートを行ないました。
 
今回の作業対象は展示されていた墓石のクリーニングです。
国道沿いに位置する展示場に約5年間展示されていたため、
石の表面は煤煙汚れをはじめ様々な汚れが付着、床面には吸上げ現象も発生しています。
また、薄く水垢も付着しており今回はハンドポリッシャーを使用し
「洗浄&軽研磨作業」となりました。
墓石屋さんの応援を頂き、各パーツを分解。
墓石って分解するとかなりのパーツで組み合わされている事がわかります。
墓石屋さんによると、今回の墓石は細かく分けると100パーツ程度あるとか・・・。
予定の日数で収める事ができるのか少し心配になりそうな数です・・・・
 
ハンドポリッシャーで研磨・洗浄を行い、水垢や汚れを除去していきます。
洗剤と研磨を併用し、各パーツを仕上げていくと本来の艶と輝きがよみがえります。
(磨きながら写真を撮る事が困難であった為、ハンドポリッシャーの作業写真が無く、申し訳ありません)
しかし、分解されパーツ別になってはいますが、一つ一つが重いため、
なかなか作業が進みません。また追い討ちをかけるような暑さが体力を消耗。
 
結局、予定の半分で本日の作業は終了となりました。