『墓石に対してのイメージ』
常に外部にあり、雨や風にも耐える墓石に対して、皆さんはどのようなイメージをお持ちですか?
【御影石】【硬い】【頑丈】
墓石に使用されている、石材のほとんどは【御影石】です。御影石は大理石や砂岩など、他の石種と比較すると【硬い】です。石厚もあり、現在は様々な耐震などの工法も施されており【頑丈】です。
上記の様なキーワード通り、
「硬い御影石で作られる墓石は頑丈です」
『墓石も水を吸い込みます』
では、汚れや水分の影響による石材トラブルに対してはどうでしょう。アクト・ビズのホームページでも、浸透性吸水防止剤の製品ページやビス日記の中でも度々お伝えしていますが、「石の汚れ・トラブル・劣化」の原因のほとんどは「水分」です。
石材は細孔と呼ばれる小さな隙間を持ち、この細孔(毛細管)から水や汚れが石材内部に浸透し、拭き取るだけでは取れない汚れやシミ・錆び・カビ・藻が発生します。また、美観の問題だけでなく凍害・塩害等、劣化にもつながってしまいます。
墓石も吸水する以上は、汚れやトラブルの発生は避けられません。
『汚れやトラブルが少ない石』
様々な墓石関連や墓石屋さんのホームページでも掲載されていますが
「吸水率の低い墓石」 = 「良い墓石」
とされています。
吸水率が低いという事は、汚れ・トラブル・劣化が少ないという事です。
では、その「良い墓石」とは具体的にどういった墓石でしょうか。一般的に国産の御影石やインド産の黒御影(特定の石種)は、吸水率が低く品質の良いものと知られています。(吸水率0%と表記されている石種もあるようですが…)
庵治石
大島石
天山石
しかし、国産やインド産の黒御影は、価格が高くなかなか手が出せません。
現在、墓石に使用されている多くの石は、
中国産です。
『墓石の汚れ・トラブル実例』
墓石にはどのような汚れや石材トラブルがあるのか、これまでアクト・ビズが現場で対応してきた現場写真で見て頂きます。
濡れ色現象
ほとんどの墓石に見られる「濡れ色現象」は、墓石に見られる代表的なトラブルです。
地面に接する部分などから供給される水分を墓石自体が吸い込み・吸上げる事で写真のような
「濡れ色模様」を発生させます。
この現象は「汚れ」と判断される事が多くありますが、汚れではなく「石材トラブル」です。完全に除去できない事が多く、除去するためには様々な洗浄剤・工程を経る必要があります。また、除去できたとしても、そのほとんどが再発する事となります。
濡れ色現象が発生した後に浸透性の保護剤などを塗布しても、効果は期待できません。吸水率が低い石でも発生する事があり、とても厄介なトラブルです。
鳥の糞
表面の付着だけに留まらず、石材内部にしみ込む事で、シミや変色を発生させます。
石材表面部分は物質的に取る事ができますが、染み込んだ場合は非常に取れにくい汚れです。
木の葉
墓石の多くは自然豊かな場所に建立されています。
多くの木々に囲まれ、とても気持ちの良い環境ですが、それだけに「木の葉・実」の落下による
灰汁やシミも発生しやすくなります。
比較的取れやすい木の葉シミも、石の中に根深く浸透した物は完全に取れない事もあります。
お供え物
お供えしたお花が、枯れて落ちてしまったものですが、実はお隣のお墓にお供えされていたお花です。
墓地・霊園によっては、隣のお墓との間が大変狭いものがあるようですので、この様なシミの要因を頂いてしまいます。
『墓石への保護剤塗布』
吸水率の低い良いお墓や、そうではない墓石それぞれ吸水がある以上は、水分が原因となる「汚れやトラブル」を避ける事はできません。
以前は墓石に保護剤を塗布する事は、様々な理由から避けられてきましたが、最近は保護剤を塗布される墓石店さんも増えてきています。
いくら品質の良い石を使っても吸水がある以上は、汚れや石材トラブルを避ける事はできませんし、建立後の手入れのしやすさも考えなければいけません。
『「一生に一度の買い物」とされる墓石』
仕事柄、霊園や墓地などで仕事をさせて頂く機会があります。そこで多く目にするのが、酷い状態になった墓石です。
一年の間に何回墓石を訪れ清掃できるでしょうか?
・忙しく、なかなかお参りや清掃ができない。
・転勤などの理由で、行きたくても行けない。
「暑い寒い・狭い場所」墓石の清掃は大変です。
・高齢である為、行けない・清掃できない。
・年を取ると思ったように清掃できない。
綺麗にされている墓石もありますが、汚れやトラブルを抑制するには限界があります。
また、いくら綺麗にしても「濡れ色現象」等の石材特有のトラブルは防止できません。
『墓石への保護剤塗布をおすすめします』
墓石にはAD-ホワイトが適正です。10年以上の使用実績がある墓石屋さんもいらっしゃいます。
ADVANCE 御影石吸水・吸上げテスト報告書 (錆石)
アドバンス有限会社の自社データですが、AD-ホワイトを塗布した「錆石」で吸水試験を行っています。
国産の御影石と同等もしくは、それ以上の吸水率を実現できています。
試験体1・AD-ホワイト塗布①
(塗布量100cc/㎡換算量)
吸水率0.059%
試験体2・AD-ホワイト塗布②
(塗布量100cc/㎡換算量)
吸水率0.061%
試験体3・無塗布①
吸水率 0.536%
試験体4・無塗布②
吸水率 0.534%
墓石建立前にパーツ別に製品塗布される事をおすすめしています。こちらは、墓石屋さんの依頼で建て込み前に塗布したケースです。塗布場所・石の移動等ご協力頂きました。
しつこく言い続けていますが、石材トラブルの要因のほとんどは「水分」です。この「石材」と「水分」の関係を改善するだけで、多くのトラブルは防止できます。
墓石に保護剤を塗布し、汚れが染み込み難くなる事で掃除しやすくなり、綺麗な状態を維持しやすくなります。
「一生に一度の買い物」です。
いつまでも美しく、そしていつまでも健全な状態であり続けるため保護処理をご検討下さい。
『ご注意下さい』
・墓石にAD-ホワイトを塗布される前に、必ずテスト塗布を行い使用目的に適合するかご確認下さい。
・石材加工時に、保護剤等の塗り物などが塗布されていないか確認して下さい。浸透の妨げとなります。
・記載している試験データが、全ての石種に適合するわけではありません。参考値としてご理解下さい。
・AD-ホワイトを塗布しても、長時間にわたり汚れ等が付着した場合、石材内部に汚れが染込みます。
常に外部にあり、雨や風にも耐える墓石に対して、皆さんはどのようなイメージをお持ちですか?
【御影石】【硬い】【頑丈】
墓石に使用されている、石材のほとんどは【御影石】です。御影石は大理石や砂岩など、他の石種と比較すると【硬い】です。石厚もあり、現在は様々な耐震などの工法も施されており【頑丈】です。
上記の様なキーワード通り、
「硬い御影石で作られる墓石は頑丈です」
『墓石も水を吸い込みます』
では、汚れや水分の影響による石材トラブルに対してはどうでしょう。アクト・ビズのホームページでも、浸透性吸水防止剤の製品ページやビス日記の中でも度々お伝えしていますが、「石の汚れ・トラブル・劣化」の原因のほとんどは「水分」です。
石材は細孔と呼ばれる小さな隙間を持ち、この細孔(毛細管)から水や汚れが石材内部に浸透し、拭き取るだけでは取れない汚れやシミ・錆び・カビ・藻が発生します。また、美観の問題だけでなく凍害・塩害等、劣化にもつながってしまいます。
墓石も吸水する以上は、汚れやトラブルの発生は避けられません。
『汚れやトラブルが少ない石』
様々な墓石関連や墓石屋さんのホームページでも掲載されていますが
「吸水率の低い墓石」 = 「良い墓石」
とされています。
吸水率が低いという事は、汚れ・トラブル・劣化が少ないという事です。
では、その「良い墓石」とは具体的にどういった墓石でしょうか。一般的に国産の御影石やインド産の黒御影(特定の石種)は、吸水率が低く品質の良いものと知られています。(吸水率0%と表記されている石種もあるようですが…)
庵治石
大島石
天山石
しかし、国産やインド産の黒御影は、価格が高くなかなか手が出せません。
現在、墓石に使用されている多くの石は、
中国産です。
『墓石の汚れ・トラブル実例』
墓石にはどのような汚れや石材トラブルがあるのか、これまでアクト・ビズが現場で対応してきた現場写真で見て頂きます。
濡れ色現象
ほとんどの墓石に見られる「濡れ色現象」は、墓石に見られる代表的なトラブルです。
地面に接する部分などから供給される水分を墓石自体が吸い込み・吸上げる事で写真のような
「濡れ色模様」を発生させます。
この現象は「汚れ」と判断される事が多くありますが、汚れではなく「石材トラブル」です。完全に除去できない事が多く、除去するためには様々な洗浄剤・工程を経る必要があります。また、除去できたとしても、そのほとんどが再発する事となります。
濡れ色現象が発生した後に浸透性の保護剤などを塗布しても、効果は期待できません。吸水率が低い石でも発生する事があり、とても厄介なトラブルです。
鳥の糞
表面の付着だけに留まらず、石材内部にしみ込む事で、シミや変色を発生させます。
石材表面部分は物質的に取る事ができますが、染み込んだ場合は非常に取れにくい汚れです。
木の葉
墓石の多くは自然豊かな場所に建立されています。
多くの木々に囲まれ、とても気持ちの良い環境ですが、それだけに「木の葉・実」の落下による
灰汁やシミも発生しやすくなります。
比較的取れやすい木の葉シミも、石の中に根深く浸透した物は完全に取れない事もあります。
お供え物
お供えしたお花が、枯れて落ちてしまったものですが、実はお隣のお墓にお供えされていたお花です。
墓地・霊園によっては、隣のお墓との間が大変狭いものがあるようですので、この様なシミの要因を頂いてしまいます。
『墓石への保護剤塗布』
吸水率の低い良いお墓や、そうではない墓石それぞれ吸水がある以上は、水分が原因となる「汚れやトラブル」を避ける事はできません。
以前は墓石に保護剤を塗布する事は、様々な理由から避けられてきましたが、最近は保護剤を塗布される墓石店さんも増えてきています。
いくら品質の良い石を使っても吸水がある以上は、汚れや石材トラブルを避ける事はできませんし、建立後の手入れのしやすさも考えなければいけません。
『「一生に一度の買い物」とされる墓石』
仕事柄、霊園や墓地などで仕事をさせて頂く機会があります。そこで多く目にするのが、酷い状態になった墓石です。
一年の間に何回墓石を訪れ清掃できるでしょうか?
・忙しく、なかなかお参りや清掃ができない。
・転勤などの理由で、行きたくても行けない。
「暑い寒い・狭い場所」墓石の清掃は大変です。
・高齢である為、行けない・清掃できない。
・年を取ると思ったように清掃できない。
綺麗にされている墓石もありますが、汚れやトラブルを抑制するには限界があります。
また、いくら綺麗にしても「濡れ色現象」等の石材特有のトラブルは防止できません。
『墓石への保護剤塗布をおすすめします』
墓石にはAD-ホワイトが適正です。10年以上の使用実績がある墓石屋さんもいらっしゃいます。
ADVANCE 御影石吸水・吸上げテスト報告書 (錆石)
アドバンス有限会社の自社データですが、AD-ホワイトを塗布した「錆石」で吸水試験を行っています。
国産の御影石と同等もしくは、それ以上の吸水率を実現できています。
試験体1・AD-ホワイト塗布①
(塗布量100cc/㎡換算量)
吸水率0.059%
試験体2・AD-ホワイト塗布②
(塗布量100cc/㎡換算量)
吸水率0.061%
試験体3・無塗布①
吸水率 0.536%
試験体4・無塗布②
吸水率 0.534%
墓石建立前にパーツ別に製品塗布される事をおすすめしています。こちらは、墓石屋さんの依頼で建て込み前に塗布したケースです。塗布場所・石の移動等ご協力頂きました。
しつこく言い続けていますが、石材トラブルの要因のほとんどは「水分」です。この「石材」と「水分」の関係を改善するだけで、多くのトラブルは防止できます。
墓石に保護剤を塗布し、汚れが染み込み難くなる事で掃除しやすくなり、綺麗な状態を維持しやすくなります。
「一生に一度の買い物」です。
いつまでも美しく、そしていつまでも健全な状態であり続けるため保護処理をご検討下さい。
『ご注意下さい』
・墓石にAD-ホワイトを塗布される前に、必ずテスト塗布を行い使用目的に適合するかご確認下さい。
・石材加工時に、保護剤等の塗り物などが塗布されていないか確認して下さい。浸透の妨げとなります。
・記載している試験データが、全ての石種に適合するわけではありません。参考値としてご理解下さい。
・AD-ホワイトを塗布しても、長時間にわたり汚れ等が付着した場合、石材内部に汚れが染込みます。