2015年9月

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いつも多くのご訪問を頂きありがとうございます。


前回のビズ日記からの続きです。
サビと木アクがどれくらい取れるのかを、わかりやすくお見せするため
約1年かけて、作成した『サビと木アク』

もらいサビはしっかりと作成できましたが、木アクに関しては
上手に作れませんでした。申し訳ありません。

その代わりに石の裏面に付着浸透した泥汚れを除去します。


今回は『御影石 バーナー仕上げ編』です。


除去テスト開始です。
カッターナイフの刃を散りばめた跡がはっきりと残っています。


拡大してみますと、十分なほどにサビをもらっています。今回はサビスカットを使用します。


サビスカットを塗布した直後の状態です。サビが紫色に反応しています。


サビスカット塗布後1分で、かなり濃い反応を示しました。


拡大すると、この様な感じです。ん?反応していない箇所がありますね。
とりあえずここで水洗いを行い、乾燥させてみます。


薄くなっていますが、先ほどの反応していなかった箇所に、なんとなくサビ色が見えます。


もう一度、サビスカットを塗布します。1分間放置し水洗いです。
ここで上のサビも一緒に取ってしまいます。


全てのサビを除去すると、1年前の姿に戻りました。


【拡大】石に付着・浸透したサビが無くなり、すっきりとしました。


ここまでの作業時間は約10分程度です。
深く浸透しているもらいサビや、もちサビなどの場合は長時間の浸け置きは控え
塗布→紫に反応→水洗い→乾燥→塗布…と、何度も塗布する事がコツです。

長時間の浸け置きを行なうと、紫色が取れにくい・石色が濃くなる事があります。
もし、そうなった場合は、シミスカットAD-8を塗布して下さい。

いかがでしたでしょうか?もっと時間がかかるのではないかと思っていましたが
思った以上に早く・簡単に除去できました。

簡単に取れて良かったような、物足りないような。
少し複雑な気持ちですが、次回は、『御影石 磨き仕上げ』『裏面のシミ』です。


いつも多くのご訪問を頂きありがとうございます。


お問い合わせが多いサビと、多くの石屋さんの困った「パレットの木灰汁」
どれぐらいの汚れやシミが、どの程度取れるのかをわかりやすくお見せするため
暴露しておりました。


もともとの姿はこちら

写真によると2014年10月1日となっています。


それから7ヶ月後

もらいサビは十分に付着していますが、木アクがイマイチでした。


そして11ヶ月後の9月1日

サビと木アクが付着。さらに泥などが堆積しています。


早速、どの様になっているか水洗いしてみます。

サビはしっかりと付着・浸透していますが、思っていたよりも木アクが付いていません…。
ただ、約1年が経過し全体的に濁ったような色味になっています。



また、ずっと地面に接していた裏面は、泥などが染み込み良い感じです。


木アクに関しては、思ったよりも付着しておらず、除去テストは
サビ取りがメインとなりそうですが、木アクの代わりに地面に接していた面に
染み込んだ土汚れを除去しようと思います。申し訳ありません。


まだ、除去テストを行っていませんので、ご報告は次回とさせて頂きます。