2014年5月

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いつも多くのご訪問、お問い合わせを頂きありがとうございます。


今回のビズ日記は、2008年にAD-ホワイトを塗布した
現場の状態をリポートします。


現場は2008年 福岡市内です。
竣工直前に、洗浄・AD-ホワイト塗布を行いました。

当時の写真です。まだ外部の工事途中です。


まずは洗浄作業

工事期間中に汚れてしまった石をきれいにします。竣工美装ですね。
使用したのは石材用洗浄剤 AD-1です。
酸性洗剤ですが、大変使いやすいですよ。


AD-1を使用しての洗浄後は、石の中に染込んだシミ等をチェックし
個別に対応していきます。

AD-ホワイトは、水分や湿気があると塗布できないため、
初日は洗浄・シミ抜きのみの作業となりました。


翌日、コート塗布です。

こちらはエントランス内部のAD-ホワイト塗布


外部のAD-ホワイト塗布です。

この時はモップを使用しています。
モップといえば、薄く塗り伸ばすワックス塗布に使用されす。
この時は、ヒタヒタになるまで染込ませ、たっぷりと塗布を行いました。



AD-ホワイト直後は、石の色が濃くなります。
表面に残ったAD-ホワイトを拭き取ると少しずつ石色が戻りはじめます。



まだ、少し石色が濃いですが、ほぼ石色が戻った状態です。
目地部分も少し濃いですね。




2014年5月23日

裏面からの吸い上げ等による、濡れ色現象はAD-ホワイトが
しっかりと防止しているため、床石でよく見られる色ムラも見られません。


また、AD-ホワイトは汚れ防止効果(汚れの染込み防止)もあるため、
目立つような表面からの汚れの染込みもほとんど無い状態です。
もちろん日々のしっかりとしたメンテナンスも大切です。


-浸透性吸水防止剤 AD-コート塗布後のメンテナンス-
・埃や泥が付着したままの状態で、繰り返しモップ拭きなどを行うと
 汚れを引伸ばし、結果的に埃や泥・汚れの堆積を引き起こします。
 常にモップをきれいし、拭き掃除して下さい。
 
・汚れが付着した場合は、中性・アルカリ性の洗剤を使用して洗浄を行なって下さい。
 その際に発生した汚水及び濯ぎ水等は、しっかりと回収して下さい。
 汚水・濯ぎ水が残留すると、汚れの堆積や水垢発生の原因となります。

・日常清掃を行なっても、少しずつ汚れの堆積は発生しますので、
 定期的な管理洗浄を行って下さい。


6年前に塗布したコート剤は
御影石 保護剤
御影石用浸透性吸水防止剤 AD-ホワイトです。

※石貼り施工前の「製品塗布」がオススメです。



今回は、実現場で6年後の状態をご報告しました。
テストサンプル等での暴露結果なども、十分な参考になりますが、
やはり実際に現地に張られ・踏まれ・春夏秋冬それぞれの日差しや気温・湿度
天候の影響を大きく受ける、これ以上ない「長期暴露試験」は、やはり現場!


アクトビズHP トップページにある
製品資料DOWNLOAD
アドバンス 資料から


2-3.AD‐COAT経過写真2011.docを、ぜひご覧ください。


これ以上ない「長期暴露試験」をご覧頂けます。

いつも多くのご訪問、お問い合わせを頂きありがとうございます。


今回のビズ日記は、現場調査に関してのレポートです。


電話で現場調査依頼を頂いた際の内容としては
「御影石の壁面に白く垂れた汚れが付いているので見て欲しい」でした。


壁面・白い垂れた汚れ = 水垢?・窓枠下のコーキング汚れ?
そのようなイメージで現場に向かいました。


御影石の壁面に白く垂れた汚れ、確かに汚れていますが何か違和感を感じます。
写真ではわかりづらいですがなんとも言えない違和感があります。



「あの部分も気になるんですよね」と言われた目線の先には



さらに違和感を感じるものがありました。





汚れじゃない…。






これ、石材表面に塗膜が張られているんですね。
その塗膜が浮き・剥離しているという事です。


そして、壁面下の「アゴ」といわれる部分を見ると

このような感じになっています。


拡大すると



塗膜が完全に浮き、一部は剥がれています。
凹凸がある部分にも、塗膜材がしっかりと入り込んでいます。
また劣化による変色も発生しています。

見方を変えると、石の色が抜けてしまったように見えます。
様々な角度から見たり、触ったり、聞いたりした結果。



サッシ部と石の取り合い部分の防水が劣化(今回の防水のやり直し)



石壁の裏面に水分が侵入



石の裏面に水分や湿気が異常に溜まる事で、裏面の水分が表面に



特に水分が溜まりやすい箇所は、石の表面が劣化し凹凸だらけになった



見た目が悪いので塗膜で補修し美観を復元



しかし、通気のない塗膜であったため、水分や湿気が出口を求め
塗膜自体をを押し上げ、浮き・剥離現象が発生した。


ザックリとした図解で申し訳ありません。
現場で聞いたお話と石の状態から推察すると、このような感じだと思います。



今回の現場は、失われた美観の復元を目的として塗膜を形成させたようですが、
汚れ防止・劣化防止などの目的で、石に塗膜を形成されるケースがあります。

石に塗膜を形成すると表面的な汚れや水分の侵入を防止できます。
実際に垂れ汚れは濡れたウエスで拭き取る事で、きれいになります。

しかし、裏面からの水分や湿気のはどうでしょうか。
水分や湿気の影響でトラブルが発生する事もあると考えなくてはなりません。

また、浸透性・塗膜性に限らずコーティング処理、保護処理を行う際は
石の種類・仕上げ等はもちろんですが、石が使用されている環境を
十分に考慮し、選択・使用する事が大切です。


水分や湿気などが多い箇所には、浸透性吸水防止剤 AD-コートシリーズを
大理石 保護剤  御影石 保護剤
おすすめしています。

・自然色仕上げです。塗膜無形成なので剥がれる事がありません。
・石と汚れの絶縁はできませんが、汚れの染込みを大幅に抑制可能です。
・塗膜と比較し再施工もしやすい製品です。


製品の選択等のご相談がありましたら、お気軽にご連絡下さい。



いつも多くのご訪問、お問い合わせを頂きありがとうございます。


今回のビズ日記の題名に書いているG684という御影石を
ご存知でしょうか。

清掃屋さん、メンテナンス業者さんなら一度は目にした事ある
一般的な御影石です。


G684 本磨き


G684 バーナー仕上げ




この「G684」は酸性に非常に弱い事で大変有名です。




石材を販売されてる石屋さん・サイトのほとんどで
「酸に弱い」「酸洗い不可」「水回り使用不可」「外部使用不可・注意」と
記載されているデリケートな御影石です。


しかし、全てのG684が注意事項通りに使用される訳ではありません。
やはり外部で使用されている事も多々あります。



こちらは外部 床面で使用し、酸洗いしたG684



上に掲載したバーナー仕上げにある色濃さは消え(抜け)




全く別物の石種に変わってしまいます。



こうなってしまったG684を復元するのが
石材用濡れ色仕上げ剤 AD-セラレジンです。


早速ですが復元したものがコチラです。

AD-セラレジンがしっかりと濡れ色にし、元のG684になりました。
(元々の黒味よりも、さらに濃くなっています)


この世に濡れ色仕上げ剤は数多くあります。
塗布すれば、水を吸った石のように濃くなります。



塗布直後は、どの製品でも濃くなります。
しかし、「濡れ色感」維持できなければ意味がありません。


AD-セラレジンをぜひお試し下さい。
他の濡れ色仕上げ剤よりも、価格は高いかもしれません。


AD-セラレジン最大の特徴は、濡れ色の持続力
色褪せし難く、その効果を長期に渡り維持する事が可能です。
その効果が認められ、石材メンテナンスのプロ、石屋さんなど様々なシーンで使用されています。
ぜひ、お試し下さい!

石 濡れ色仕上げ剤


‐ご注意下さい‐
AD-セラレジンは濡れ色仕上げ剤です。
塗布する事で、艶は上げるものではありません。