2006年7月

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今回の現場は「目地が肝心!」
いつも、多くのご訪問ありがとうございます。

梅雨も明け、暑い日が戻ってきました・・・。
長い雨のおかげで、どこの現場も作業が予定より遅れてしまい
梅雨明けと同時に一気に現場が動く為、今回の現場は
工程ギリギリの作業となりました。

さて、今回の現場は題名にも書きましたように
「目地が肝心」な現場です。マンションの改修工事に伴い、
マンション外部のタイル及びタイル目地にAD−コートを塗布。
以前もお話したかとは思いますが、AD−コートを塗布する事により、目地からの吸水を抑え目地の劣化を抑制すると同時に
藻やカビ等の発生を防止し、マンション自体の価値を高める事が
目的です。

作業工程としては、洗浄・コート塗布といった流れで進めていくのですが、十数年そこに留まった汚れ・水垢は頑固なもの・・・
易々とは落ちてはくれません。
また、綺麗に汚れを落とさない事にはコートは浸透しない為
汗と水で、作業着がビチャビチャになりながら洗浄を行いました

2日がかりで洗浄を行い、自分の靴は汗と汚れた水のおかげで
臭くなってしまいましたが(>_<。)
タイルと目地は綺麗な姿になり、コート塗布の準備は
無事に完了したのでした。







身近なトラブル 錆
毎日、雨が続きますが皆さんの所は大丈夫でしょうか・・・?

さて、今回の身近なトラブルは「錆」です。
石に錆・・・あまりピンとこない方もいらっしゃるのでは?
この錆も、皆さんの身近に存在するトラブルの一つなんです。

錆と言えば金属を連想しがちですが、石にも錆は存在します
石の種類によってはもともと鉄分を含む物があり、
この種の石は、水が浸透し空気中の酸素と結びつき錆を発生、
茶褐色のシミとなり表面に現れます。

また下地や石の周辺に、鉄などの成分が水に溶けやすいものが
あると、石材に浸透し表面で酸化して錆色を発生させ
大きく美観を損ねてしまいます。

これまでビズ日記に掲載したトラブルには
「水」と言うキーワードが頻繁に出てきていますが、
藻・カビ・濡れ色・錆の要因はやはり、水なんです。

これまで多くの現場施工をしましたが、そのほとんどが
石と水の関係を改善する事によって、トラブルの抑制・軽減
が可能となりました。

石材内部に浸透し吸水を防止する事でトラブルの抑制を行う
見えないバリアー「浸透性吸水防止剤AD−コート」。
多くの実績を確立したその品質を皆さんも御実感ください。

身近なトラブル 濡れ色現象
皆さんは日々の石材メンテナンスをどの様にされていますか?

石材メンテナンスをする際、できる限り水を使用しない事が
大切です。汚れていれば水拭きをしたくなる気持ちは分かります

しかし、水を使用する事で、水に溶けた「汚れや不純物」が、
水と一緒に石へ浸透し濡れ色現象を発生させる場合があります。

この濡れ色現象は、いつまで経っても濡れ色が抜けず
濡れ色の靄が模様のように残り、石材本来の柄や模様がぼやけ、
見た目も悪くなってしまいます。

このトラブルは本当に多くの場所で見る事ができますが
「トラブル」という認知度は意外と低く、説明をすると
「えっ!そうなの!?」と言った返事も珍しくありません。

トラブルが発生した時点では、対応不可能な事も多く、
また余計に手間暇がかかる為、対応する際の時間も金額も
大きなものとなります。

トラブルの完全防止!とまではいきませんが、天然石の質感を
変えずに石材保護をし、日々のメンテナンスの軽減を行う事は
十分に可能です。

「最初からしてればよかった・・・」と言わない・思わない為にも数多くの現場を知るAD−コートシリーズをお試し下さい。

身近なトラブル 藻・カビ
「石材は吸水しない」
その様なイメージを持たれている方がまだ多いのでは?
石材の内部には小さな隙間があり、この隙間に
水分が浸入する事によってカビや藻が発生します。
発生した藻やカビは時間が経つにつれ「根」が深くなり
除去は困難になります。

藻やカビは、日当たりが悪い所、水分が多い所、
吸水率の高い建材を使用している所等に多く存在します。

この藻やカビのトラブルは一般住宅・建築等で発生すると
美観を大きく損ね、物件的価値を大きく下げてしまいます。
また、衛生・健康的にも良いとは言えません。

今回掲載しています写真は当社資料の中にある写真ですが
資料をお渡ししたお客様が特に興味をもたれる一枚です。

基材は皆さんよくご存知の「テラコッタ」です。
ガーデニング・園芸関係で非常に多く使用されていますが
このテラコッタは吸水率も非常に高く、藻やカビ等が
大変生えやすい建材です。

テラコッタの右側、縦に線が入っている所が
AD−スーパーを塗った部分。
(現在、塗布後4年目)

塗っていない部分と比べると歴然とした差が出ています。

吸水率を下げ、藻やカビが好む環境を無くす事が
発生防止・軽減への近道!
また、吸水率の低下はカビや藻のみならず、
様々なトラブルの防止に直結しているといえます。
トラブルと汚れの違い
最近は雨ばかりで、憂鬱になってしまいますね・・・
梅雨明けの現場依頼がポツポツとでてきました、
梅雨明けは色々と忙しくなりそうです!

この時期は、なかなか現場の報告ができない状態なので
今回はトラブルと汚れについて掲載しました

「トラブルと汚れは同じなんじゃない?!」と思われている方
が多いと思いますが、実はこの二つは微妙に異なるもの。

汚れは何らかの物質(食べ物・油分・排ガス等)が
付着したりする事で石の美観を損ねてしまう事です。
この汚れは長時間放置しなければ、ほとんどの物が除去可能です

しかし、石に発生する多種多様なトラブルは
そう簡単にはいきません・・・。
複雑な条件下で様々な要因が重なり発生する
石のトラブルは、トラブル自体が認識されにくく
気付いた時には手遅れになる事が多々あります。

今回、「どれが汚れでどれがトラブルなのか、解らない」
そんな質問を頂きましたので、次回のビズ日記にて
「石材トラブル(メジャーな物を)」を掲載いたします。

普段何気なく通りすぎていた場所にも、「あっ!」と思う
トラブルが発見できるかも知れません。