御影石 床面 汚れ除去・Wコート

いつも多くのご訪問と、お問い合わせを頂きありがとうございます。


今回のビズ日記は、風除室内の床面 「御影石 洗浄・Wコート」です。

作業前の状態です。
御影石 汚れ
長年の汚れと床下からの水分で、石の状態はかなりひどいです。
約10年以上もこのような状態で、目地付近にはエフロも発生しています。

お客様によると風除室付近のPタイルは何度も張り替えているとの事でした。
風除室内の湿気はかなりひどいようです。


表面に付いた汚れはともかく、深く染込んだシミや湿気が手強そうです。


とりあえず、いつものテスト施工です。
本施工を行う際は、テスト施工時の作業手順・使用材料が基本となります。
テスト施工は、現場の方向性や作業性を決定する上で非常に重要なのです。
御影石 汚れ
石材用洗浄剤 AD-1で洗浄し、汚水を回収する前にウエスで拭き取ると、
こんなに汚れてました。


水洗い後、石材用水垢除去剤 AD-3で再び洗浄すると
御影石 汚れ
まだ、完全に乾いていないので若干のムラもありますが洗浄のみで、
ここまでキレイになりました。


本施工では石材用シミ抜き剤 AD-8を使用し、シミ抜きまで行う事となりました。
また、洗浄シミ抜き後に御影石用浸透性吸水防止剤 AD-ホワイトを塗布し、
イメージを変えるため、石材用濡れ色仕上げ剤 AD-セラレジン5で仕上げです。


ここからは本施工

洗浄・シミ抜き後の状態
御影石 汚れ
表面などに付着・浸透した汚れが取れ、全体的にはキレイになりました。
しかし、長年にわたり石材内部に深く染込んだ汚れや、常にシミが発生して箇所は
完全に除去できませんでした。(目地付近などはシミが残っています)


今回の現場は、床下からの湿気が多いため通常はコートを塗布できないのですが、
床面からの水分を可能な限り抑える処理をした後、浸透性吸水防止剤 AD-ホワイト
濡れ色仕上げ剤 AD-セラレジン5を塗布します。

吸い上げ(濡れ色現象)やエフロレッセンスが発生した石は、浸透性の保護剤などで
処理を行なっても、完全な再発防止にはなりません。

今回はお客様の強いご要望があり、説明をした上でご理解を頂きコート塗布となりました。



AD-ホワイト塗布後、翌日にAD-セラレジン5を塗布
御影石 コート
しっかりとした濡れ色となり、イメージチェンジ成功です。

御影石 コート
汚れていた風除室がキレイになると、空間の雰囲気が締まっていいですね。
お客様にも大変喜んで頂きました。